過去・現在・未来

昨日、発作があったから今日はやらないでおこう。
何となく、調子がすぐれないから、今日は大事をとってやらないでおこう。
明日は大切なことがあるので、用心して今日はやらないでおこう。

「やらないでおこう」とする言い訳はいくらでもできます。

パニック障害など不安障害を抱えている方というのは、とかく今やろうとすることを、先送りする傾向にあります。
それも過去の体験、未来の漠然とした恐怖感が、「今」とつながってしまうから。

たとえ、結果それが自分の予測どおりであったとしても、それが次回も同じとは限らないのですが、どうもそんな暗示にかかってしまうのも、この障害のやっかいなところでもあります。

しかし、そんなことを繰り返していると、せっかくのチャンスがどんどん先送りされているだけです。
パニック障害を治すには、行動が大切であることを何度も言ってきましたが、それこそ毎日がチャンス到来なのです。

発作への恐怖を抱えながら、やるべきことをやるのです。
時間がかかってもいいんです。
完璧にできなくてもいいんです。

恐怖を抱えながら、やる。
ただ、それだけ。

それが一番難しい、辛いのもよくわかります。
私もそうでしたから。

でもこれは通過点です。
この通過点を何度も繰り返して通ることで、やがて慣れてきます。
恐怖感があっても自分はここまでできる。
そんな自信は行動するからこそ芽生えることなんです。

頭で考えても、本を読んでも自信はつきません。
調子がいいときにだけ、行動しても治ってきません。

今やろうとすることを、過去や未来と決してつなげないでください。
分けてとらえてください。

「この前、こうだったから、今回も....」
「こうなるかもしれない....」

そんなことを考え続けていては、どんな健康な人でも「今」やろうとすることから遠ざかってしまいます。

自分で自分の不安を作り出さないで下さいね。


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朝の調子

毎日、猛暑が続いています。
この暑さ、不快感を感じない人はいないでしょう。
パニック障害...心に悩みを抱える方にとって、この時期、暑さも含め、カラダに対する不快感に深くとらわれやすい時期でもあります。

特に「朝」。
朝の感触というのはとても、その日の体調、行動を左右してしまうものですよね。
私も朝の調子でその一日の行動範囲が決めていたような時がありました。

ただでさえ、肉体的変調にとらわれやすく、不快感をよしとしない傾向がありますから、この朝の調子はとても重要です。

でもあえて、言わせてもらえば...
その朝の調子は一日中、つきまとうわけではありません!
そんな不快感に襲われながらも、できることはあります。
そんなことを少しずつ、ゆっくりでもいい。やっていくことです。

ジッとしているのが、一番よくないです。
ますます、カラダへの不快感がつのってきます。
目線は下に向けられ、目は一点だけを凝視...
そんな時こそ、目線は正面に、目は外に向け、何かに目をやりましょう。

朝の状態にひきずられないように。
不快感がなくなったらやろう...それではいつまでたっても治りません。

朝の調子は一時的なものです。
迷われませんように。


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受け容れるということ

あなたは、発作を恐れつつも、逃げずにその中に入りました。
様々な症状を予測しつつも、治りたい一心でやるべきことに集中し、
その発作不安に向き合いました。
それが前回お話した、「直面する」ことです。
この「直面する」ということは、今まで発作を恐れ避けてきた人にとっては早くも辛い試練となります。
しかし、泳げるようになるには、水の中に入らなくてはならないのと同じで治していくためには、通らなくてはならない関門です。

さてこの、「直面する」を越えた、その先のステージは「受け容れる」です。

「受け容れる」......

これまた、発作の渦に巻き込まれると、中々できないことでもあります。
しかし、諦めずに練習していくとやがて、できるようになってきます。

前回の「直面する」と、この「受け容れる」をうまく自分でコントロールできるようになってくるとかなり発作の頻度が減ってきます。

「受け容れる」ということは、どういうことなのでしょうか。
実は、「直面する」ということを実行した段階ですでに、それは事態を受け容れているということにつながるのです。
誰もが発作からの苦しみを嫌がり、その症状から遠ざかろうとしますが、ここで勇気をもって自ら直面することで、その症状を一体化するわけです。

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選択の責任

恨んでも、考えても仕方がないことに、いつまでも執着する癖は
やめましょう。

何でもかんでも好んで抱え込む必要はないんです。

現状に不満なあなたは、誰が不満にしたのか、よく考えてみましょう。

自分以外の人間、環境、置かれた立場がそうさせたと、外部に責任があると、あなたは主張するでしょうが、それは間違っています。

その時々に、あなたが選択したことが、今を作り出しているのです。
毎日は選択の連続で成り立っています。
選択の結果が悪くても、選択したのはあなた。
あなたがその責任を受け持つのです。


宿命」は自分で生まれる前に決めてきた宿る場所。
両親、周囲の環境、時代、国...変えられない事実。
そこに、平等も不平等もありません。
しかし、そこがスタート。

それは「運命」のスタートです。
運命」は変えられるのです。

人それぞれ違う、スタート地点から、その「命を運ぶ」のは、
あなたです。

これまで、あなたは、どんな選択をして、毎日生きてきましたか?

そして、これからどんな選択をして命を運んでいこうとしていますか?

今からでも遅くはありません。
宿命」を恨むのではなく、そして過去の自分の選択に対する責任は自分で負い、また、あらたに自分の「運命」を切り開いていけばいいのです。


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パニック発作を実況中継してみよう!

前回は「直面する」という事についてお話しました。
今回もその続きになります。
この「直面する」という事なしに、パニック障害は改善していきません。
その症状から逃げれば逃げるほど、回復は遅くなり日常生活の範囲が狭くなってくるのです。
ですから、慢性化して長引いている症状を持っている方は、特にこの「直面する」ということを
日々繰り返していく事が大切になってきます。

さて本題.....

「直面する」ということは、どんな事を言うのでしょうか?

発作を経験すると、あまりの苦しさにその場を離れますよね。
そして次回からはどうにかして、その場面を避けようと色々と詮索するかと思います。
誰だって苦しいことからは逃れたいものです。仕方ありません。

が!....が!しかしです。
それでは自分の行動範囲がどんどん狭くなっていってしまうのです。
やがて、ひきこもり....
こうなると、なかなか回復には時間がかかってしまいます。

そうならないためにも、発作に対しては「直面」しなくてはならないのです。
直面し、その発作の正体を探ることです。

どうしたら、その発作の正体を探ることができるのでしょうか?
あなたは発作が出ている時、どんな状態でいるのでしょうか?
姿勢は?カラダが、ガチガチじゃないですか?
あの、イヤーな違和感から逃れるために、カラダをこわばらせては、その違和感から
逃れようと躍起になっているか、過敏にその発作の動向を耳をダンボにしているのではないでしょうか。

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